フォトコンテスト

2014年第1回受賞作品

最優秀賞

『姉妹』中山 眞富

『姉妹』中山 眞富

オレンジ色の美しい夕陽を背景に、二人の少女が元気に飛び跳ねる様子が影絵の様で現実の風景を夢のファンタジーに変えています。この作品の成功の要因は正確なシャッターチャンスとそれを引き立てる背景の美しさです。手や足、髪の毛の動きに至るまで計算され躍動感があります。

優秀賞

『青島灯台と満月』松本 伸男

『青島灯台と満月』松本 伸男

月と白い灯台とまるで描かれたような波。大胆でシンプルな構図が素晴らしいです。3つの要素が完璧に揃うタイミングを捉えるのは簡単ではなかったと想像します。映画のワンシーンを見ているような想像力をかきたててくれる作品です。

『春を待つ』雀ヶ野 秀憲

『春を待つ』雀ヶ野 秀憲

ブドウ畑でしょうか。どんな環境の中でも力強く生きる植物の生命力が上手く表現されています。作者は氷に閉じ込められた小さな葉っぱを見つけて作者の思いを込めて「春を待つ」という的確なタイトルをつけています。F値も開放に近い状態で撮られていて、主題が鮮明に浮き出ています。バックのツララのボケの状態にも雰囲気があります。

『霊峰の朝』森田 詔三

『霊峰の朝』森田 詔三

高千穂の峰が早朝の雲海に浮かび上がる光景が幻想的に捉えられ、静寂の中の荘厳な雰囲気が見る人にじわりと伝わってきます。山の写真はその日の気象条件に左右されるため、非常に難しいテーマの一つです。この写真はまさに、日の出前に韓国岳に登った作者の努力が大いに報われた瞬間だと思います。

『山あいの花園』笹原 守

『山あいの花園』笹原 守

半逆光気味で撮影条件としては、フレアを気にしながらの撮影だったのではないかと想像します。光が花びらを透過しているためにより鮮やかで、透明感のある美しい色彩で表現され、作品が生き生きとした生命力に溢れています。

『凍てる愛馬』谷村 龍生

『凍てる愛馬』谷村 龍生

「氷点下の朝の凍りついた田んぼの水溜りを撮影した。」と作者のコメントにありましたが写真の題材は物の見方によっていくらでも存在する、ということを教えてくれるいい写真だと思います。作者の感性が何の変哲もない日常の風景を抽象的な造形美に昇華させ、写真に新たな意味を持たせたところが素晴らしいです。

優良賞

『ひなげし』青江 徹造

『ひなげし』青江 徹造

ソフトフィルターを使った柔らかいトーンが詩情を感じさせてくれます。露出も開放気味でバックのボケもパステル画のように美しく何ともいえない味わいがあります。作者の生き様が現れているのでしょうか。常に写真が生き生きとしていて若さを感じます。

『霧に咲く』松尾 香代子

『霧に咲く』松尾 香代子

霧の効果が最大限に活かされていて構図もこれ以上に切り取りようがないほど上手くフレーミングされています。露出も正確で、霧の日のしっとりとした空気感が繊細に表現されています。アケボノツツジは撮影してみると意外と手強い被写体なのですが、それをバランスの良い作品に纏めた作者の感性が素晴らしいです。

『雲のベールに覆われて』鈴木 清次

『雲のベールに覆われて』鈴木 清次

自然の厳しさが伝わってくるいい写真です。データを見ると絞りがF4.5と書いてありました。使用されたレンズが分かりませんが、写真から判断するとおそらく広角系のレンズを使用されているのではと推測します。手前の樹氷にもしっかりとピントが来るように絞りをF16位に設定してパンフォーカスで撮影されると、もっと迫力のある作品になったと思います。

『田の神祭り子』宮崎 金男

『田の神祭り子』宮崎 金男

「田の神さぁ」のお祭りの一コマなのでしょうか。何かに驚いている子供たちの様子が三者三様に表現されていて果たして視線の先に何があるのか想像が広がる作品です。子供たちの化粧した姿と赤い法被姿が昔からの日本の伝統文化を感じさせてくれます。

『幻想の世界』吉岡 憲生

『幻想の世界』吉岡 憲生

数え切れないほどのホタルが乱舞する様子に圧倒されます。手前の川の流れもスローシャッターでブルートーンの美しい色で再現されています。カメラの近くに飛んでいる蛍が数匹でもいるともっと完成度の高い奥行きを感じさせる作品に仕上がったと思います。

『家路』小田中 等

『家路』小田中 等

夕暮れの光に暖かさと寂しさが混在していて、素晴らしい空気感です。「家路」というタイトルも作者の気持ちが感情移入されていて写真にマッチした、いいタイトルです。この馬を見ていると帰る家などあるのかなぁとちょっと心配になってしまいます。

『おじいちゃんと孫』矢野 臣孝

『おじいちゃんと孫』矢野 臣孝

顔が見えないだけに、人の後姿は多くの想像力をかきたててくれます。孫に対する愛情の深さがおじいちゃんの背中に表れています。子供たちは視線の先にある飛行機の姿を夢中で見つめています。白い2本の虫取り網があることで、夏の季節感が効果的に表現されています。左端を少しトリミングすると、より画面が引き締まるでしょう。

『凛として』児玉 美智子

『凛として』児玉 美智子

ポピーの茎やつぼみの表面を覆っている細い産毛にラインライトが美しく表れています。全体的にハイキーで淡く、とても女性的な作品です。少しカメラ位置を右にずらして、赤い花とつぼみが重ならないアングルで撮影するとよりバランスの良い作品になったでしょう。

『好奇心』大浦 あや子

『好奇心』大浦 あや子

どのようなシチュエーションかわかりませんが、子供の浴衣姿と額の鉢巻から想像すると、きっと祭りの一コマでしょう。何かを一心に見ている好奇心に溢れた子供の表情をビニール越しに撮るというアイデアには作者のユニークな視点の面白さが感じられます。

『田の神さあ』田村 了子

『田の神さあ』田村 了子

ほのぼのとした田園風景の中前景のレンゲ畑と田の神さぁの衣装を着た後姿の二人が彩りも鮮やかで印象には残ります。主役は誰なのかが写真から感じ取れるような構図にすると更に良かったのではないかと思います。

経済連賞

写真家 黒木 一明氏
  • 宮崎県産 農畜産物
  • JAグループ宮崎オリジナル商品
  • 広報誌
  • テレビ
  • レシピ
  • お問い合わせ
  • 宮崎県牛乳普及協会
  • 宮崎県青果物消費拡大推進協議会
  • あの瞬間、歴史が生まれた
  • 宮崎県牛乳・乳製品利用料理コンクール
  • ディスカバー宮崎
  • 一般社団法人 Jミルク Japan Dairy Association (J-milk)
  • New-Washoku おいしく減塩 乳和食
  • グリーンザウルス×キユーピー
  • 宮崎ブランドポーク普及促進協議会
  • より良き宮崎牛づくり対策協議会
  • 宮崎県しいたけ振興会