フォトコンテスト

2010年第4回入選作品

最優秀賞

『草原の朝』安倍 喜美代

『草原の朝』安倍 喜美代

この作品の素晴らしさは写真に必要な要素であるその場の透明感や清潔感がストレートに表現されているところです。写真から伝わってくるものは作者の純粋な風景を見る眼差しです。正に作者の純粋さが創造した作品だと言えます。
木々の向こうの朝霧と逆光に光り輝くネコジャラシの描写には深い感動を覚えます。

優秀賞

『黄金の流れ』青江 徹造 

『黄金の流れ』青江 徹造 

川面に反射する深まる秋の紅葉を捉えた作品です。作者は実際の黄葉よりも、水面で妖艶に光輝く黄葉の方が美しくより自分の心にマッチしていると考えられたのでしょう。その気持ちが見る側に素直に伝わってきます。
ゴールドという成熟した色に、揺るぎのない安心感と作者の人生の穏やかさまでもが透けて見える気がします。

『三兄弟』岩田 徳男

『三兄弟』岩田 徳男

園の遊具の色とその壁の穴から顔を出す三兄弟の表情がとてもユニークです。一目で兄弟とわかるほど、3人とも良く顔が似ています。遊具のメタリックな質感と穴から覗く子供たちの好奇心に溢れた表情が何ともユーモラスで面白いです。空の取り込み方も、多からず少なからずのバランスで完璧なフレーミングです。
この作品を見た時、映画「スターウォーズ」のロケ地チュニジアの荒涼とした砂漠を思い出しました。作者の想像力が、何処にでもあるような日常の風景を よりシュールで非凡な風景に作り変えています。

優良賞

『生駒高原の夜明け』谷山 龍生

『生駒高原の夜明け』谷山 龍生

詩情にあふれ、切なくていい写真です。朝日が少しずつ花々を照らし始め、遠くには朝霧が立ち込めています。写真は一見地味なのですが、じっと見つめていると朝の荘厳な雰囲気が伝わり、ゆったりとした時の流れを感じます。
毎回、作者の表現力の素晴らしさには感心させられます。

『秋の日』大山 義広

『秋の日』大山 義広

北郷町のイロハモミジを撮影した作品だと思います。空は晴れていて、紅葉の状態も申し分なく、素晴らしい撮影日和に現場にいかれましたね。同じ撮影するものとしてうらやましい限りです。素晴らしい偶然に出会えるかということも撮影者の才能の一つです。
半逆光の位置から撮影しているので、葉っぱの1枚1枚が光に透けて宝石のように輝いて、正に日本の美を感じます。しかしちょっと残念なのは画面左半分のモミジの鮮やかさに比べて右半分が葉っぱの量がまばらで、全体のバランスが壊れていることです。雲が多かったのでしょうか。バックの空が白っぽく飛んでいるのも気になりました。

『白の世界』河野 勝己

『白の世界』河野 勝己

心洗われるような美しい樹氷です。樹氷は自然が創造する造形美の最たるものの一つです。白い色には人を希望に向かわせたり、純粋な気持ちにさせたりする力があると言われています。白い雪景色は他に色がないため、見た目には美しいのですが、他に色がないため単調で写真になりにくい難しいテーマでもあります。
作者へのアドバイスですが、写真の隅々まで見渡し 無駄のものを削除して注意深くフレーミングしてください。白が美しいだけにちょっとしたものが目立つのです。画面左下が泥で汚れているのと歩道にかかる細いロープが気になります。フレーミング次第でこの作品はもっと上位に行けた作品です。

経済連賞

写真家 黒木 一明氏
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