卵
歴史
私たちの生活に身近なたまごですが、食べられるようになったのは江戸時代頃からだと言われています。
江戸時代に入ると、親子丼や茶碗蒸しを代表に、多様な卵料理も考案され、和食の世界に入り込み、そして、明治時代の末期頃には、和食の中の卵料理もほぼその地位を確たるものにしました。
戦後、食の洋風化が急速に進み、昭和30年代に入ると、米国から新品種の養鶏 の新技術が導入され、以後、品種改良も重ねられ、今日では日本は世界屈指の生産と消費国となっています。
選び方・保存方法
たまごは、賞味期限が記載されています。賞味期限は、たまごを安心して生食できる期限を表示したものです。賞味期限が過ぎても食べられなくなるわけではありません。
賞味期限が過ぎたたまごは、出来るだけ早く加熱調理して食べて下さい。
たまごは、とがった方を下にして冷蔵庫(10度以下)で保存します。
栄養価・効用
たまごは、ヒヨコが成長するために必要な栄養成分を全て持ち合わせており、ビタミンCを除くほぼ全部の栄養素が含まれているすぐれた食品です。
例えば、ごはん(お米)のタンパク質には、2つの必須アミノ酸、リジンとスレオニンが不足していますが、たまごは、これを補ってくれます。アミノ酸は不足分が補われると、その栄養価がぐんと高まります。ですから、ごはんに卵料理という献立にすれば、補足効果で、よりいっそう栄養価が高まるのです。
生産時期
通年