• ほうれん草は、アカザ科の1〜2年生草本です。生育適温 は15〜20℃ですが、低温に強く、0℃以下でも寒害を 受けません。良質なほうれん草を生産するため、夏秋期の高温時期には、冷涼な高台、高冷地で雨よけ栽培を行 い、冬期は温暖な平垣地域で生産が行われています。

【品種】
葉が薄く切り込みの深い東洋種と、葉が厚く丸葉の西洋種がありますが、現在は、東洋種と西洋種の交配種が主流です。
【栽培】
雨よけ栽培：ビニールハウスの幅一杯に畦を作り、 播種します。本葉3〜4枚頃に間引きを行い、草丈が 20〜25cmになったら、収穫を行います。
普通栽培：9月上旬から10月下旬に播種し、草丈が 25cm位になったら収穫します。収穫時期は、早い もので40日、遅いものは120日位です。

• 葉肉が厚く、切り口につやがあるものを選びましょう。甘みがあるものは根元が赤いです。

固めにゆで、１回分ずつ小分けして冷凍、ビタミンＣなどの流出を防ぐため、半解凍で調理します。

• 野菜の中でも鉄分が多く、鉄分の吸収を助けるビタミンＣも豊富に含んでいます。そのほかにも、カロテン、ビタミンB1・B2・C・K、葉酸、食物繊維も豊富で、非常に栄養価の高い野菜です。