• 食用かんしょとして品質の良い「宮崎紅」の周年出荷体制を確立しています。宮崎紅は、高系14号の系統で、皮は鮮やかな紅色、肉質はクリーム色で、ほどよい 甘味があります。品質の良い食用かんしょの生産を行うため、作型を①トンネ ル早堀栽培、2〜3月植付②早堀栽培、4月植付③普通栽培、5月植付けとして、 収穫は植付後100〜120日後に計画的に収穫しています。普通栽培は9月から10月に貯蔵庫に入れて、空調し、冬期から初夏の頃まで出荷しています。
  

【品種】

①品質が良く、長紡錘形であること。②表皮が紅色で美しいこ と。③収量が多いこと等。条件をそなえた「宮崎紅」を本県で育 成し、全面的に栽培しています。

【育苗】

本県ではウイルスに感染していない種子いも、又は、苗を供給し て、品質の良い苗を育てています。苗の増殖は、ビニールハウス 内で育苗し、苗の大きさが25ｃｍ程度、展開葉6～7枚で植付け ています。

【定植後】

作型毎に適期に植付け、2月上旬から3月下旬までは、トンネル を被覆し保温を行います。全作型ともマルチ栽培で、品質向上に 努めています。植付け後100日を経過したものから、順次収穫 し、皮がむけないよう丁寧に水洗いし、乾かして細根を切り、出 荷規格に基づいて選別箱詰めします。

• 形が丸みをおび、表皮のむけていないものが良く、ツヤがあり、身の締まったものが良いです。

寒さに弱いので、冷蔵庫は禁物です。新聞紙などでくるみ、風通しの良いところで保存します。

• 食物繊維を豊富に含んでおり、腸の活動を活発にする効果があります。
  切り口からでる白い粘液はヤラピンという成分で便通をよくし、腸内を掃除する働きがあります。
  食物繊維とヤラピンの相乗効果が便秘を改善すると言われています。