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生産者の負担軽減目指す!
㈱霧島農産(JA宮崎経済連グループ・東海漬物㈱グループ)は、
秋冬作の漬物用原料大根の受入規格の簡素化や受入体制の変更などにより、生産者の負担軽減に取り組んでいます。
これまでは収穫後、葉と根先の二ヶ所を切り落とし、大きなコンネットの上に10本ずつ詰めた集荷ネットを
100袋ひとまとまりに積み上げて出荷していました。
それを今春作からは葉のみを切り落とし、集荷ネットに入れずにコンネットにバラ積み、
もしくはフレコンバック詰めでも受入れることにしました。
生産者からは「1本あたり1kg程度ある重いだいこんを持ち上げる回数が減ったので、とても楽になりました!」と
好評でした。
一方、今年の春作を栽培した生産者から「1・2級品を混ぜて出荷できればもっと楽になる」と新たな要望もあったため、
秋冬作からは、一本あたり700g以上、長さ30cm以上で縦に割れていないものであればすべて分けずに一緒に出荷可能とし、圃場での更なる省力化に取り組んでいきます。
同社の新坂忠典部長は「高齢化が進む中、重量野菜のだいこんの生産は減少傾向にあります。今作から単価もアップし、今後は作業受託体制の構築も含めて継続して生産しやすい環境づくりに更に取り組みたいです」と話しています。
同社は昨年572万本の原料を受け入れており、今期は同社の年間必要量600万本の原料確保に向け、県内を中心にだいこん作付の推進を行っています。
2018.09.21